私たち、かまくら屋は農業生産法人でありながら、自分たちの農地を持っていません。ですから農家の方々にお願いして空いてる畑をお借りし、そば栽培をすすめているのです。最近は農村の高齢化がすすみ、松本市近郊でも「遊休荒廃農地」と呼ばれる、荒れ果てた畑が増えています。
こういった畑を農家の方に代わって開墾し、そば畑に変えていくことが現在の私たちの仕事です。今は寒さが身にしみますが、結構楽しいです。
ミニバックホー・乗用草刈機・トラクターを使っての作業が延々と続きます。少しずつ畑の輪郭が見え、周りの景色が明るく変わっていくと感慨ひとしおです。私たちは、夏そばと秋そばを収穫する「二期作」を行う予定です。堆肥を撒いて4月下旬に種まきし、初夏には白い花を咲かせてくれると思います。辺り一面、真っ白なそば畑がお目見えすることを楽しみに、今日も開拓が続きます。
最近の私の友達は、カラスのカー子とカー介です。